中谷不動産の柳田です。
兵庫県でも新型コロナでの緊急事態宣言が解除されてから、
家を買いたい方が少し動き出されているようです。
当社でも購入のご相談が、少しずつ増えてきています。
今日は不動産購入での価格交渉についてお話したいと思います。
ネットで気になる物件が見つかって、
「これが〇〇万円になるのなら、買いたいなあ~」
と思われたとします。
で、不動産会社にそのまま
「この物件、〇〇円になりますか?」と尋ねても、
「無理です」と言われるか「わかりません」と言われるかだと思います。
これは不親切、というより仕方のないことなんです。
価格は不動産屋が決めているのではなく、売主様が決めるものだからです。
売主様に聞かないと、値下げが出来るかどうかはわからないのです。
購入希望者様がいる場合、不動産会社は売主さんに
「こんな方が、こんな価格で買いたいと言われていますが、どうされますか?」
とお尋ねします。
軽~い気持ちのお客様の交渉まで、売主様にすることはできないのです。
ですので、もし気に入った物件があって、本気で買いたいと思われるのなら、
「○○円で買います。」という意思表示をしてください。
それが「購入申込書」になります。
購入申込書をご提出頂いて、そこから売主さんとの交渉が始まります。
いくらで購入申込書を提出するか、悩むところですね。
買主さんは、少しでも安く買いたいもの。
一般的には、
①売り出してから日数が経っている場合は、価格交渉が出来る可能性がある。
②相続物件は安くなる可能性がある。
③端数はカットしてもらえる可能性がある。
(例えば1,560万円なら60万円は値下げの可能性がある。)
と言われています。
でも、これも売主さん次第です。
一円もまけない!と言う方もおられますし、
100万円単位での値段交渉に応じてもらえる場合もあります。
交渉してみないとわからない、というのが本当のところです。
でも、元付けの不動産会社(売主さん側の不動会社のことです)は、
売主さんのご意向をある程度聞いている場合があるので
不動産会社の担当者を通して、聞いてもらうのはOKだと思います。
お客様によっては、物件の欠点を色々と言われる方がおられます。
「ここも悪い、あすこも悪い。
こんな状態なので、○○万円くらい引いてもらわないと!」
とか言われると、心象はあまりよくないかもしれません。
そんなに気に入らないのなら、買わなくてもよいのでは・・・?
と思ってしまいます。
欠点を並べて値段交渉をされる方より
「とても気に入っているのだけど、○○円までしか出せないのです。」
と言われた方が、この方の力になって差し上げたい!と思ったりします。
とは言っても、不動産屋の担当者が売主さんに熱くお願いしても
だめな時はダメですが…。汗
値段交渉のポイントをまとめると
1.「購入申込書」を書いてから、値段交渉が始まる。
2.値引きができるかどうかは、売主さん次第。
3.不動産会社の担当を通じて、買いたい気持ち・熱意を伝える。
以上です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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